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2010.06.14 プレスリリース

特許・技術移転促進ファンド「IATF」 新たに住友商事が出資

株式会社インスパイア(本社:東京都港区、代表取締役社長:成毛 眞)の子会社で特許・技術移転促進事業を推進している株式会社インスパイア・テクノロジー・リソース・マネジメント(以下:ITRM、本社:東京都港区、代表取締役社長:石井 利雄)の特許・技術移転促進ファンド「インスパイア・アドバンスド・テクノロジー・ファンド」(略称:IATF)にこのほど、住友商事株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:岡素之)が参画することが決定しました。住友商事のファンド出資額は、3億5,000万円。 同ファンドには、米国ボーイング社、三菱商事株式会社、株式会社メイテック、森ビル株式会社、東京電力株式会社が参画しており、住友商事は、6社目のファンド出資会社となります。 

 ITRMが平成13年8月から運用している特許・技術移転促進フォンド「IATF」は、企業や大学、研究機関などが所有する未利用特許技術の事業化のほか、技術移転を計画している企業に対して、創業資金や製品の開発・試作等に必要な運転資金を提供しています。
投資対象分野は、医療・バイオ、電気、電子、素材、ナノテクノロジー、ケミカル、ソフトウェア分野を中心にしており、その中でも、「もの作り」に資する先端技術の育成にフォーカスを当てています。 

 住友商事は、従来から様々な先端技術分野における投資事業を展開してきましたが、今回特許・技術移転促進ファンドの「IATF」に出資することで、同分野での投資案件の拡大を目指していきます。同時に、住友商事を含めたこれまでの出資者とともに、より広範囲における中堅企業、大学等との連携を深めるとともに、投資案件の掘り起こしに注力していきます。このため、ITRMでは、新しい活動拠点を「京都リサーチパーク」(京都市下京区)内に設け、「ものづくり日本」の再生につながる投資及びコンサルティング活動を展開していきます。 

 

 

■ ファンドの概要
[名  称]
:「インスパイア・アドバンスド・テクノロジー・ファンド」(略称:IATF)
 
[目  的]
製造業に関わる無体財産権への投資ならびに無体財産権に基づく事業化を進める企業・事業体の株式等への投資並びに技術移転
 
[出資対象]
医療・バイオ、電子機器、ケミカル、ソフトウェアなどの分野で、 「もの作り」に資する技術およびこれらの先端技術に基づき事業化を 計画している企業・事業体
 
[出資規模]
30億円(予定)
 
[出資企業]
・米国ボーイング社 
・三菱商事株式会社
・株式会社メイテック
・森ビル株式会社
・東京電力株式会社(平成14年9月~)
・住友商事株式会社(平成15年1月~)
 
[運用期間]
10年間
 
[運用会社]
株式会社インスパイア・テクノロジー・リソース・マネジメント

 

 

■ 本件に関する問合せ先
株式会社インスパイア・テクノロジー・リソース・マネジメント
担当:山中 e-mail:info@inspire-trm

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