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2021.05.24お知らせ
マイクロ波化学、三菱ケミカルとアクリル樹脂ケミカルリサイクルの事業化について共同実証実験を開始

PIEF出資先のマイクロ波化学株式会社(以下「MWCC」)は、三菱ケミカル株式会社及びその連結子会社である三菱ケミカルメタクリレーツ株式会社と、PMMA(ポリメチルメタクリレート、以下「アクリル樹脂」)のケミカルリサイクルの事業化に向け、2021年6月に実証プラントを建設し、事業化に向けた実証試験を進めることとなりました。

アクリル樹脂は優れた透明性・耐光性を持つプラスチック製品で、自動車のランプカバー、看板、水族館の水槽、塗料、建材などに幅広く用いられており、その世界需要は300万トンを越えています。また昨今では、飛沫感染防止用のアクリル樹脂板の需要が世界各地で増加しています。

今般、MWCC大阪事業所内に建設する実証プラントにおいては、MWCCのマイクロ波プラットフォーム技術および工業化知見を活用し、アクリル樹脂の分解に必要なエネルギーを化石資源ではなく電気由来のマイクロ波に代替したプロセスにすることで、従来法に比べて設備の小型化や安全性向上、省エネ化などを実現させることが可能です。

三菱ケミカル株式会社では、2024年の稼働を視野にアクリル樹脂のリサイクル設備の建設に向けた検討を本格化することとしており、MWCCも引き続き技術協力を行ってまいります。

詳細は以下をご覧ください。
マイクロ波化学プレスリリース
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