INSPiRE

ニュースNEWS

2026.01.16プレスリリース
INSPiRE Mutualistic Symbiosis Fund 1投資事業有限責任組合  イグアルファン株式会社へ出資

INSPiRE Mutualistic Symbiosis Fund 1投資事業有限責任組合(以下「IMSF」)は、イグアルファン株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:新貝康司、以下「Igαn」)が第三者割当増資により発行する株式の引受を行いました。

Igαnは、東京大学定量生命科学研究所免疫・感染制御研究分野 新藏礼子教授のIgA抗体研究の実用化を目指し、2022年4月に設立されたスタートアップです。「ヒトを含めた宿主と腸内細菌叢との健全な共生系の実現を通じて、地球と人類のWell-Beingに貢献する」というパーパスのもと、腸内細菌叢のDysbiosis(バランスの乱れ)改善を通じて、多くの疾病の予防と治療のPlatformerとなることをビジョンに掲げています。

同社が開発するrW27 IgA抗体は、従来の抗菌薬とは一線を画す革新的なアプローチを採用しています。抗菌薬が善玉菌・悪玉菌を問わず殺菌し、耐性菌の発生や再発のリスクを伴うのに対し、rW27 IgA抗体は悪玉菌の増殖に必要な代謝酵素の三次元構造に働きかけることで悪玉菌のみを選択的に抑制し、善玉菌を保護します。この独自のメカニズムにより、腸内細菌叢のバランスを根本から回復させ、クロストリディオイデス・ディフィシル腸炎(CDI)、潰瘍性大腸炎、クローン病などの消化器系疾患の治療を可能にする世界初の経口IgA多量体抗体医薬の実現を目指しています。

同社の技術は独創的かつ一貫した知財戦略のもと、10件を超える国際特許ポートフォリオで保護されており、また2025年6月には厚生労働省「創薬エコシステム発展支援事業」に4.5億円で採択されるなど、その革新性と社会的意義が公的機関や業界有識者から高く評価されています。さらに、元JT副社長・副CEOである新貝康司氏を代表とし、グローバル経営およびバイオ医薬品開発に精通した経営陣が事業推進にあたるなど、研究開発と事業化の両面で強固な体制を有しています。

また、医薬品開発と並行して、健康食品分野への応用も進められています。本抗体は「食品中または消化管内での微生物や細菌叢の制御」を行うことから、従来のプロバイオティクス(善玉菌を直接投与するアプローチ)では実現し得なかった、「悪玉菌を抑制しながら善玉菌の増殖を助ける」という新たな付加価値を持つ健康食品としての開発可能性を有しています。日本国内に加え、東南アジア市場等、フードバリューチェーン全体と連動したグローバルな事業展開が期待されています。

相利共生を理念に設立された当ファンドは、本出資を通じて、インスパイア・グループの既存出資先およびパートナー企業との創発的な事業連携機会の創出や、グローバル市場における原料生産・加工からブランド、外食・小売、流通に至るまでフードバリューチェーン全体に広がる独自ネットワークおよび経済圏の活用を図りながら、Igαnの事業成長と海外市場展開に多角的に貢献してまいります。また、医薬品と健康食品という二つの事業軸を見据えた戦略立案や資本政策、事業提携の組成支援を通じて、本技術の社会実装と持続的な価値創造に伴走してまいります。

【会社概要】
会社名:イグアルファン株式会社
所在地:東京都文京区向丘二丁目3番10号 東大前HiRAKU GATE
代表者:代表取締役 新貝 康司
設立:2022年4月
資本金:77百万円(2025年11月末時点)
URL:https://igalphan.jp/


【本件問い合わせ先】
株式会社インスパイア・インベストメント
藤本 学
TEL:03-6418-1091