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2019.02.08プレスリリース
PNB-INSPiRE Ethical Fund 1投資事業有限責任組合よりGreen Earth Institute株式会社への追加出資について

PNB-INSPiRE Ethical Fund 1 投資事業有限責任組合(以下PIEF)は、Green Earth Institute株式会社(以下GEI)が第三者割当増資により発行する株式の引受を行いました。PIEFは2017年9月にもGEIの第三者割当増資を引き受けており、今回は2度目の出資になります。   GEIは、植物の茎や葉などの食料や飼料と競合しないバイオマスを原料とした、アミノ酸やカーボンニュートラルなバイオエタノールなど様々な化学品を生産するバイオプロセス・プラットフォームを開発しているベンチャーで、公益財団法人地球環境産業技術研究機構が開発・取得したバイオ関連特許の独占的ライセンスを受けて、その事業化に取り組んでいます。このバイオ特許は、特定のバクテリアが有する固有の性質に着目することで、非増殖下での有用物質の生成が可能であり、かつ、従来の技術では利用できなかった非可食バイオマスの活用に優れることから、高い生産性を実現することで低コストのグリーンケミカル製品を製造することを可能にしています。   すでに、肝機能の改善や持続的な運動にも必要なアミノ酸であるアラニンや、木質バイオマスを原材料とした化粧品用のバイオエタノールに関しては、商用プラントでの生産を開始している他、昨年秋からは必須アミノ酸の一つで筋肉でのエネルギー代謝に重要なバリンの量産も開始しております。また、昨年8月には印刷インキ、有機顔料等で世界トップシェアであるDIC株式会社との資本業務提携を締結するなど、GEI の優れたバイオリファイナリー技術に着目した複数の化学メーカー等との共同研究開発も進んでおります。   今回GEIはシリーズCラウンドとして、PIEFの他、国内のみならず海外でも発電事業を展開する電源開発株式会社(Jパワー)、並びに事業開発コンサルやプロフェッショナル人材採用サービスを提供するインターウォーズ株式会社に対し第三者割当増資を実施しており、更なる事業開発の加速を図っていきます。特にJパワーは、エネルギーと環境の分野で幅広く事業を手がけるエネルギー企業であり、今回の資本参加によって、GEIは、PIEFのネットワークも活用し、東南アジア地域における豊富な非可食バイオマスを活用したエネルギー事業と化学品製造の複合的な事業の構築を目指していきます。   温室効果ガスの排出による地球温暖化のみならず、廃プラスチック類の深刻な海洋汚染など、化石資源に依存した社会の限界が顕在化しつつある中で、資源問題と食料問題の両面を解決できるGEIの持つバイオリファイナリー技術の重要性は益々高まってきており、インスパイアグループとしても今回の追加出資を機に、更なる積極的な支援を行って参ります。   特に、PIEFの運営に参画しているPNBグループ(マレーシア最大手政府系投資会社)の強力なネットワークを活用し、その傘下にある世界最大のパーム椰子プランテーション企業であるSime Darbyやマレーシア政府の連邦土地開発庁(Lembaga Kemajuan Tanah Persekutuan; FELDA)との事業連携など、ASEANを中心とした海外での事業開発支援を引き続き行って参ります。   【会社概要】 会社名:Green Earth Institute株式会社 本社:東京都文京区本郷7-3-1 東京大学アントレプレナープラザ 代表者:代表取締役 伊原 智人 設立:2011年9月1日 資本金:452,700,000円 URL:http://gei.co.jp/ja/   【本件問い合わせ先】 株式会社インスパイアPNBパートナーズ 岡庭 輝幸 (TEL:03-6892-1133)